予想外の宣告に驚くサニー達。

「俺が自爆すれば当然俺は死ぬ、だが全人類も死ぬ。地球とともに吹き飛べ!」
ダークジャスティスは地球ごと道連れにしようとした。

このままでは地球ごと吹き飛ばされてしまい、全てが終わってしまう。サニー達は最悪の事態を回避する方法がないか考えた。

するとゲンムはあることを提案した。

「俺が奴を空高く殴り飛ばすから落ちてくる前にエネルギー波で押し上げ続けろ。そうすれば地上への被害も最小限に抑えられる。」
ゲンムの提案に全員賛成した。

ゲンムはダークジャスティスを空高く殴り飛ばし、落ちてくる前に全員でエネルギー波で押し上げた。

「何の真似だ!?俺だけ殺して生き延びるつもりか?」
最後の悪あがきとばかりにダークジャスティスは破壊光線を放った。双方の攻撃がぶつかり合うが、ゲンムを加えた7対1では成すすべもなかった。それでもサニー達を殺そうと限界まで威力を高めた。

「人間どもが神に逆らうなあああああっ!!!」
「たとえ神様だろうが何だろうが地球は破壊させない!!!」
自らを神と称するダークジャスティスだがサニー達に押され、どんどん上空へ押し上げられていった。

そして遂に上空で大爆発が起き、ダークジャスティスは一人自爆で散ったのだった。

その後爆発による被害はなく平穏な日常が戻った。ゲンムは戦いが終わるとまたどこかへと去っていき、サニー達も元の日常に戻っていった。しかしサニーには何か引っかかることがあった。

「私のやってることは正義なんだろうか?」
サニーの言葉にアムールは目を丸くした。

「正義というのは見方によって変わります。一見悪に見えることでも見方によっては正義であれば正義に見えることでも見方によっては悪に見えることもあるでしょう。それに正義の心が暴走すると逆に悪になってしまい、世間から非難されてしまうかもしれませんから正義に正解はありません。しかしサニーは地球を守ったので何も間違っていませんよ。」
アムールの言葉に心が軽くなるサニー。

それからはアムールの言葉をモットーに活躍するサニーであった。

終わり

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